早いもんで、もう四十九の時期になってしまいました。
実家に戻っても、未だに「まずはばあちゃんに会いに行こう」としてしまう癖が未だに抜けません。

ばあちゃんは、仏間に、箱に入って、額の中で笑っているだけだというのに。

ばあちゃんの顔を見るだけで、どんな声で、どんな仕草で、毎日を生活していたか、今でも鮮明に脳裏に浮かびます。
それだけ、私がばあちゃんと暮らした日々は重く,長いということのようです。
 
 
で、タイトルの話なんですが

後から気づいたことなんですが、ばあちゃんは死ぬときに
奇跡とも呼べることを起こしてくれました。
 
 
私は、小学生の頃に、2歳の弟を交通事故で亡くしています。
あの時は本当に大変でした。
悲しくて悲しくて、精神も不安定になり
勉強も身につかず、やたらと喧嘩をすることが多い、
私の人生の中でも屈指の辛い時期でした。
 
 
 
で、ばあちゃんの命日から四十九日目・・・
 
 
 
 
それは、死んだ弟の、命日だったんです。 
 
 

まるで、
「オレはもうたくさん世話してもらったから、久しぶりに弟のことさ皆でお参りしてやっとくれや」 
とでも言わんばかりに。 
 
 
 
まったく、最後の最後まで、ばあちゃんらしい。
体が弱って、トイレも上手くいけなくなって
途中で間に合わなくなったりすることもままあった時
ばあちゃん、凄く情けない顔してた。

弟が交通事故に会ったときも、
「オレがもうちょっと良く見てたらなあ、ごめんなあ、ごめんなあ」
って口癖のように口走ってた。 
 
 
 
とかく、人に迷惑をかけることが大嫌いで、
自分を常に二の次に置ける人間だった。 
 
 
 
 
 
 
私に、一つの目標が出来ました。

「ばあちゃんみたいに生き、ばあちゃんみたいに死にたい」
 
 
 
死ぬことが目標というのも変な話ですが、

自分を二の次におけるほど大切な物を出来るだけ多く作る人生を送りたい。

そして、最後は悔いを残さず、「いい人生だった」と、笑って死にたい。

一人でも多くの人に、自分が居なくなることを悔やんでもらえる、
そして思い出話を語るときは1%の寂しさと99%の楽しさを与えられる、

そんな人生を目指して、明日から生きていこうと思います。

コメント

がみさん
がみさん
2006年8月8日23:42

爆さん、最近どうだい?
昨日ワッシの日記を見てくれたようだが、近況を知りたいな。

元気にやっているならば言うことないんだけどな?

砂塵の家族+その他w
砂塵の家族+その他w
2006年9月18日23:20

お久しぶりです
がみさんと同じく日記を見てくれたようですね・・

記憶の片隅に残るものが浮き上がりました^^;

御身体、ご自愛下さい    −砂塵−

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